検証 RSIを使用した株のトレード その2 任天堂(7974)

2023/02/09

RSI

目次
検証 RSIを使用した株のトレード その2 任天堂(7974)

振り返り RSIを使用した株のトレード手法の検証

前回、RSIを使用した株のトレード手法を検証しました。

結果の一部を抜粋し、下記に示します。

RSI 30% 1回 RSI 30% 2回 RSI 30% 3回 RSI 30% 4回
2003 -6,800 700 9,000 16,900
2004 63,800 117,400 166,300 212,900
2005 25,900 57,300 82,900 93,500
2006 -90,200 -197,300 -302,800 -408,300
2007 125,500 49,400 -43,600 -120,600
2008 -111,500 -264,000 -431,500 -584,000
2009 44,400 61,400 107,900 110,100
2010 -105,100 -186,200 -253,300 -308,500
2011 -57,400 -145,400 -204,500 -243,200
2012 -22,600 -43,800 -53,100 -56,600
2013 84,200 159,900 225,300 269,200
2014 39,800 74,600 117,600 171,900
2015 -5,050 6,450 30,100 49,650
2016 164,850 326,050 464,250 634,200
2017 -181,900 -360,500 -540,600 -719,400
2018 71,800 156,800 250,200 298,500
2019 -17,300 -7,950 20,450 38,400
2020 -61,900 -105,000 -135,100 -192,900
2021 324,600 405,700 474,100 497,300
2022 120,600 225,700 269,400 331,600

最もトレード成績の悪かった2017年の日足チャートを以下に示します。

2017年 任天堂(7974) 日足チャート RSI 30%
2017年 任天堂(7974) 日足チャート RSI 30%

2017年の日足チャートを見ると、株価が2,500円を超えたあたりで空売りを実行(オレンジ色の丸印)した後、返済買いを実行したのは株価が4,000円を超えたところ(緑色の丸印)でした。

その間のRSIを見ると、上昇したRSIは下降を始めるものの、買いの条件となる30%を下回るところまでは下がらず、再び上昇しています。

結果的に、2017年末まで空売りの返済買いが成立せず、損失が増大してしまいました。

そこで、次の損切りルールを追加し、改めて検証してみました。
  • 損切りルール
    • 新規買い実行後、RSIが50%を上回った後、70%に届くことなく下降した場合、50%を下回った日の終値で損切りを実行
    • 空売り実行後、RSIが50%を下回った後、30%に届くことなく上昇した場合、50%を上回った日の終値で損切りを実行

検証結果

検証結果を以下に示します。

ただし、下記の結果において、「RSI 損切り N回」が今回の検証による結果となります。

また、「RSI N回」は、前回の検証結果、つまり、損切りをしない単純にRSIに基づいたトレードの検証結果です。

ちなみに、「N回」とは、売買の条件が成立した場合に、何回まで追加するかを示すパラメータです。

RSI 損切り 1回 RSI 1回
2003 1,400 -6,800
2004 52,200 63,800
2005 3,500 25,900
2006 -10,800 -90,200
2007 88,500 125,500
2008 68,400 -111,500
2009 -13,500 44,400
2010 -120,600 -105,100
2011 -34,200 -57,400
2012 -7,800 -22,600
2013 55,300 84,200
2014 9,800 39,800
2015 -68,800 -5,050
2016 74,250 164,850
2017 -79,000 -181,900
2018 60,100 71,800
2019 189,950 -17,300
2020 -133,700 -61,900
2021 234,400 324,600
2022 94,600 120,600

  • 損切りを導入したことで成績が改善した年
    • 2006, 2008, 2017, 2019
  • 損切りを導入したことで成績が悪化した年
    • 2007, 2009, 2015, 2016, 2020, 2021
  • 損切りによる影響があまり見られなかった年
    • 2003, 2004, 2005, 2010, 2011, 2012, 2013, 2014, 2018, 2022

損切りを導入したことで結果が悪化した年のうち、最も損失額が大きい2020年の日足チャートを以下に示します。

2020年 任天堂(7974) 日足チャート RSI 損切り 1回
2020年 任天堂(7974) 日足チャート RSI 損切り 1回

2020年の日足チャートを見ると、空売りを実行(オレンジ色の丸印)した後に損切りを実行(茶色の丸印)したことで、次の売買が可能となるのですが、この売買によって損失が加算されていくことが確認できました。

RSI 損切り 2回 RSI 2回
2003 -1,400 700
2004 93,700 117,400
2005 17,100 57,300
2006 -26,900 -197,300
2007 -9,600 49,400
2008 -80,000 -264,000
2009 -50,600 61,400
2010 -212,400 -186,200
2011 -91,900 -145,400
2012 -27,400 -43,800
2013 118,700 159,900
2014 19,400 74,600
2015 -121,050 6,450
2016 158,650 326,050
2017 -134,050 -360,500
2018 146,600 156,800
2019 350,400 -7,950
2020 -234,400 -105,000
2021 325,000 405,700
2022 170,500 225,700

  • 損切りを導入したことで成績が改善した年
    • 2006, 2008, 2011, 2017, 2019
  • 損切りを導入したことで成績が悪化した年
    • 2005, 2007, 2009, 2014, 2015, 2016, 2020, 2021, 2022
  • 損切りによる影響があまり見られなかった年
    • 2003, 2004, 2010, 2012, 2013, 2018

RSI 損切り 3回 RSI 3回
2003 -3,500 9,000
2004 126,500 166,300
2005 18,800 82,900
2006 -46,400 -302,800
2007 -120,300 -43,600
2008 -191,400 -431,500
2009 -27,900 107,900
2010 -272,900 -253,300
2011 -106,500 -204,500
2012 -45,600 -53,100
2013 167,300 225,300
2014 37,800 117,600
2015 -161,150 30,100
2016 220,250 464,250
2017 -246,850 -540,600
2018 254,700 250,200
2019 476,750 20,450
2020 -310,000 -135,100
2021 400,200 474,100
2022 208,900 269,400

  • 損切りを導入したことで成績が改善した年
    • 2006, 2008, 2011, 2017, 2019
  • 損切りを導入したことで成績が悪化した年
    • 2005, 2007, 2009, 2013, 2014, 2015, 2016, 2020, 2021, 2022
  • 損切りによる影響があまり見られなかった年
    • 2003, 2004, 2010, 2012, 2018

RSI 損切り 4回 RSI 4回
2003 -1,700 16,900
2004 148,300 212,900
2005 10,600 93,500
2006 -43,100 -408,300
2007 -202,200 -120,600
2008 -281,300 -584,000
2009 17,700 110,100
2010 -316,300 -308,500
2011 -92,600 -243,200
2012 -71,900 -56,600
2013 193,800 269,200
2014 57,400 171,900
2015 -205,350 49,650
2016 311,450 634,200
2017 -367,100 -719,400
2018 289,400 298,500
2019 592,000 38,400
2020 -415,600 -192,900
2021 428,500 497,300
2022 272,500 331,600

  • 損切りを導入したことで成績が改善した年
    • 2006, 2008, 2011, 2017, 2019
  • 損切りを導入したことで成績が悪化した年
    • 2004, 2005, 2007, 2009, 2013, 2014, 2015, 2016, 2020, 2021, 2022
  • 損切りによる影響があまり見られなかった年
    • 2003, 2010, 2012, 2018

回数Nのパラメータを増やすほど、損切りを導入したことで成績が悪化した年が増えることが分かりました。

損切りを導入する場合は、回数Nを1とするのが良いと考えられます。

今回は、損切りの判断として、以下の条件を使用しました。
  • 損切りルール
    • 新規買い実行後、RSIが50%を上回った後、70%に届くことなく下降した場合、50%を下回った日の終値で損切りを実行
    • 空売り実行後、RSIが50%を下回った後、30%に届くことなく上昇した場合、50%を上回った日の終値で損切りを実行

今回の検証を通して、もっと単純に、買い値(あるいは売値)の?%で損切りを行った場合はどうなるのか、気になってきました。

次回は、単純な損切ルールで検証してみたいと思います。

(参考)検証データについて

今回の検証で使用したExcelデータは、以下のGitHub Pagesに公開しています。

https://4affiuser.github.io/data/trade/RSI/トレード_RSI_2_任天堂_検証データ.zip

自己紹介

自分の写真
株式トレード歴は15年以上、専業株式トレーダーになって5年以上、今も現役で活動中

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