検証 インデックスファンドにドル・コスト平均法で長期投資 上場インデックスファンドTOPIX

2023/01/16

インデックスファンド

目次
検証 インデックスファンドにドル・コスト平均法で長期投資 上場インデックスファンドTOPIX

インデックスファンドにドル・コスト平均法で長期投資 上場インデックスファンドTOPIX

今回は、上場インデックスファンドTOPIXのデータを用いて、ドル・コスト平均法で長期投資した場合の結果を確認したいと思います。

ちなみに、同様の検証を上場インデックスファンド米国株式(S&P500)および上場インデックスファンド米国株式(S&P500)に対して行った記事については、下記を参照ください。

検証条件

検証条件を下記に示します。
  • 共通条件
    • 日興アセットマネジメント株式会社 上場インデックスファンドTOPIX
    • 分配金は発生日(毎年7月8日)に再投資
    • 検証期間は2001年12月末~2022年12月末までの約21年間
    • 売買手数料および信託報酬、税金はとりあえず無視

  • 検証1: 定額で投資
    • 月末毎に10,000円にて上記インデックスファンドを購入
  • 検証2: 「基準価額 < 購入単価」で購入金額を増やす
    • 下記以外 → 10,000円
    • 基準価額 < 購入単価 → 15,000円
  • 検証3: 「基準価額 < 購入単価 * (1 + x%)」で購入金額を増やす
    • 下記以外 → 10,000円
    • 基準価額 < 購入単価 * (1 + 10%) → 15,000円

上記インデックスファンドのデータは、日興アセットマネジメント株式会社のウェブサイトよりダウンロードできます。

データをダウンロードする場合は、「FUND DATA」の日次データをクリックしてください。

上場インデックスファンドTOPIXの基準価額の推移

上場インデックスファンドTOPIXの基準価額の推移を以下のグラフに示します。
グラフ 上場インデックスファンドTOPIX 基準価額 推移
上場インデックスファンドTOPIX 基準価額の推移

縦軸が金額(単位: 円)、横軸が年月になります。

2008年9月のリーマンショック以降、しばらくは株価の低迷が続きましたが、2012年12月のアベノミクス相場から株価が上昇に転じているのが分かります。

検証1 結果 定額で投資

上場インデックスファンドTOPIXを購入した合計金額(総購入金額)と総資産額の推移を以下のグラフに示します。

グラフ 上場インデックスファンドTOPIX 定額 投資
検証結果 上場インデックスファンドTOPIX 定額で投資

縦軸が金額(単位: 円)、横軸が年月になります。

総購入金額は、月末毎に10,000円が追加されていくので、右肩上がりの直線となります。
  • 検証結果
    • 総投資額(総購入金額): 2,530,000円
    • 総資産額(2022年12月末時点): 4,986,529円
    • 利率(複利、21年間): 3.28%
    • 投資額対総資産比率: 197.10%

利率(複利、21年間)が3.28%というのは、低いと感じます。

ちなみに、上場インデックスファンド225に同様の条件で投資した場合の結果は以下の通りです。
  • 上場インデックスファンド225 検証結果
    • 総投資額(購入金額合計): 2,570,000円
    • 総資産額(2022年12月末時点): 5,911,177円
    • 利率(複利、21年間): 4.05%
    • 投資額対総資産比率: 230.01%

TOPIXの方が日経225に比べて投資成績が悪いことが分かりました。

検証2 結果 「基準価額 < 購入単価」で購入金額を増やす

上場インデックスファンドTOPIXを購入した合計金額(総購入金額)と総資産額の推移を以下のグラフに示します。
グラフ 上場インデックスファンドTOPIX 基準価額 比較
検証2 結果 上場インデックスファンドTOPIX 基準価額との比較

縦軸が金額(単位: 円)、横軸が年月になります。
  • 検証結果
    • 総投資額(総購入金額): 2,855,000円
    • 総資産額(2022年12月末時点): 5,945,529円
    • 利率(複利、21年間): 3.55%
    • 投資額対総資産比率: 208.25%

毎月定額で投資するよりも投資成績は若干向上することが分かります。

さらに、購入金額の比率を変えた場合に、利率(複利、21年間)と総投資額対総資産比率がどのように変化するのか、調べてみました。

ちなみに、購入金額の比率とは、次の通りです。
  • 下記以外 → X円
  • 基準価額 < 購入単価 → Y円
  • 比率 = Y/X

比率 利率(複利、21年間) 投資額対総資産比率
1.0 3.28 197.10
1.5 3.55 208.25
2.0 3.76 217.08
5.0 4.37 245.47
10.0 4.73 263.91
15.0 4.91 273.81
20.0 5.04 280.70
50.0 5.33 297.78
100.0 5.48 306.72
150.0 5.54 310.07

参考までに、比率が15と150の場合での、上場インデックスファンドTOPIXを購入した合計金額(総購入金額)と総資産額の推移を以下に示します。
グラフ 上場インデックスファンドTOPIX 基準価額 比較 投資金額比率 1:15
上場インデックスファンドTOPIX 投資金額比率 1:15

  • 検証結果
    • 総投資額(総購入金額): 7,570,000円
    • 総資産額(2022年12月末時点): 20,727,374円
    • 利率(複利、21年間): 4.91%
    • 投資額対総資産比率: 273.81%

グラフ 上場インデックスファンドTOPIX 基準価額 比較 投資金額比率 1:150
上場インデックスファンドTOPIX 投資金額比率 1:150

  • 検証結果
    • 総投資額(総購入金額): 36,800,000円
    • 総資産額(2022年12月末時点): 114,104,630円
    • 利率(複利、21年間): 5.54%
    • 投資額対総資産比率: 310.07%

検証3 結果 「基準価額 < 購入単価 * (1 + x%)」で購入金額を増やす

上場インデックスファンドTOPIXを購入した合計金額(総購入金額)と総資産額の推移を以下のグラフに示します。
グラフ 上場インデックスファンドTOPIX 基準価額 +x% 比較
検証3 結果 上場インデックスファンドTOPIX 基準価額+x%との比較

縦軸が金額(単位: 円)、横軸が年月になります。
  • 検証結果
    • 総投資額(総購入金額): 2,905,000円
    • 総資産額(2022年12月末時点): 6,077,867円
    • 利率(複利、21年間): 3.58%
    • 投資額対総資産比率: 209.22%

検証2が若干改善された程度の結果となりました。

また、上記の条件において、パラメータである10%を他の数値に変更した場合の利率(複利、21年間)と総投資額対総資産比率は、以下の様になりました。

比率 1:1.5の場合
x% 利率(複利、21年間) 投資額比率
0 3.55 208.25
10 3.58 209.22
20 3.60 210.08
30 3.60 210.02
40 3.59 209.62
50 3.56 208.55

比率1:1.5の場合、+20%で投資成績の改善が頭打ちになるようです。

比率 1:2の場合
x% 利率(複利、21年間) 投資額比率
0 3.76 217.08
10 3.79 218.51
20 3.82 219.55
30 3.81 219.18
40 3.79 218.24
50 3.74 216.35

比率1:2も比率1:1.5の場合と同様、+20%で投資成績の改善が頭打ちになるようです。

比率 1:10の場合
x% 利率(複利、21年間) 投資額比率
0 4.73 263.91
10 4.78 266.42
20 4.74 264.26
30 4.64 259.14
40 4.53 253.43
50 4.40 246.99

比率1:10の場合は、+10%で投資成績の改善が頭打ちになるようです。

比率 1:15の場合
x% 利率(複利、21年間) 投資額比率
0 4.91 273.81
10 4.93 274.92
20 4.87 271.22
30 4.74 264.37
40 4.61 257.71
50 4.47 250.42

比率1:15も比率1:10の場合と同様、+10%で投資成績の改善が頭打ちになるようです。

TOPIXに基づくデータを使用した場合、検証3での改善効果はあまり期待できないことが分かりました。

(参考)検証データについて

今回の検証で使用および作成したデータは、以下のGitHub Pagesに公開しています。

https://4affiuser.github.io/data/dollar_cost_averaging/ドル・コスト平均法_日興_上場インデックスファンドTOPIX_検証データ.xls

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