検証 ボリンジャーバンドを使用した株のトレード その5 順張り ±1σ 任天堂(7974)

2023/03/20

ボリンジャーバンド

目次
検証 ボリンジャーバンドを使用した株のトレード その4 順張り ±1σ 任天堂(7974)

振り返り ボリンジャーバンドを使用した株のトレード手法の検証

これまで、ボリンジャーバンドを使用した株のトレード手法を検証しました。

前回のボリンジャーバンドを使用した順張りのトレード手法による投資成績が良くなかったため、改善を試みたいと思います。

検証条件

今回検証するトレード条件は、以下の通りです。
  • 「買い」条件: 条件A and 条件B
    • 条件A: 終値(前日)<(SMA+)(前日)
    • 条件B: (SMA+)(当日)<終値(当日) の終値で買い
  • 「返済売り」条件: 終値<SMA の終値で返済売り
  • 「売り」条件: 条件C and 条件D
    • 条件C: (SMA-)(前日)<終値(前日)
    • 条件D: 終値(当日)<(SMA-)(当日) の終わりで売り
  • 「返済買い」条件: SMA<終値 の終値で返済買い
  • 新規売買は1回とする
    • 「買い」あるいは「売り」を実行中に追加の「買い」あるいは「売り」条件が成立しても無視する
  • ボリンジャーバンドの期間は12とする
  • 株価データは「任天堂(7974)」を使用する
  • 株価データの期間は2003年1月から2023年1月の20年間とする
  • 売買単位は100株とする
  • トレードによる手数料、税金は無視する

前回の新規売買で使用した条件が±2σを基準としていたため、今回は±1σに変更しました。

検証結果

検証結果を以下に示します。

売買数 成功数 成功率 B.B.±1σ 損益
2003 21 7 33% -26,400
2004 25 8 32% -13,300
2005 22 7 32% 7,500
2006 22 7 32% -37,600
2007 24 9 38% 47,600
2008 26 7 27% -266,900
2009 26 5 19% -129,300
2010 21 7 33% 79,100
2011 18 9 50% 89,400
2012 21 9 43% 27,000
2013 21 7 33% -6,000
2014 18 9 50% 70,950
2015 20 8 40% 43,150
2016 26 4 15% -22,100
2017 24 6 25% 5,350
2018 22 11 50% 46,100
2019 23 8 35% 18,650
2020 17 6 35% 148,200
2021 28 10 36% 40,400
2022 26 6 23% -162,500

  • 2003年から2022年における損益の合計: -40,700

「B.B.±1σ 損益」が今回の検証結果を示しています。

前回検証した順張りのトレード手法における投資成績と比べれば、今回の結果は改善されていますが、まだまだ不十分です。

特に投資成績の悪かった2008年の日足チャート、SMAおよびボリンジャーバンド(±1σ)を以下に示します。

2008年 任天堂(7974) 日足チャート SMA ボリンジャーバンド ±1σ
2008年 任天堂(7974) 日足チャート、SMAおよびボリンジャーバンド(±1σ)

日足チャート上において、茶色の丸印は損失が大きかったトレード、緑色の丸印は利益が大きかったトレードが行われた箇所を示しています。

2008年のローソク足は、終値が±2σを超えた後、反転してSMAをクロスする値動きが繰り返されており、こうした値動きに対してボリンジャーバンドを使用した順張りによるトレード手法で利益を得ることは難しいのかもしれません。

次に、前回の順張りによるトレード手法の結果との比較を記載します。

B.B.±1σ 損益 B.B.順張り 損益
2003 -26,400 -33,700
2004 -13,300 -7,200
2005 7,500 11,000
2006 -37,600 -21,300
2007 47,600 67,500
2008 -266,900 -271,500
2009 -129,300 -137,600
2010 79,100 46,800
2011 89,400 -9,500
2012 27,000 22,100
2013 -6,000 -3,300
2014 70,950 26,750
2015 43,150 -27,250
2016 -22,100 5,800
2017 5,350 45,050
2018 46,100 -8,100
2019 18,650 4,700
2020 148,200 65,800
2021 40,400 25,200
2022 -162,500 -82,200
合計 -40,700 -280,950

「B.B.順張り 損益」は、前回の順張りによるトレード手法の検証結果です。

今回のトレード手法により、特に改善が見られた2011年の日足チャート、SMAおよびボリンジャーバンドを以下に示します。

2011年 任天堂(7974) 日足チャート SMA ボリンジャーバンド
2011年 任天堂(7974) 日足チャート、SMAおよびボリンジャーバンド

終値が±1σを超えたタイミングで新規売買を行う今回のトレード手法の方が、前回のトレード手法(±2σを超えたタイミングで新規売買を実施)よりも2011年の値動きに合っていることが分かります。

また、2011年の日足チャートは全体的に下降トレンドを描いていますが、今回の順張りによるトレード手法がこの下降トレンドに追従できていることが確認できました。

検証データについて

今回の検証で作成したExcelデータは、以下のGitHub Pagesに公開しています。

https://4affiuser.github.io/data/trade/BollingerBand/トレード_BollingerBand_5_任天堂_検証データ.zip

自己紹介

自分の写真
株式トレード歴は15年以上、専業株式トレーダーになって5年以上、今も現役で活動中

Blogger. | Designed by QooQ.