検証 ボリンジャーバンドを使用した株のトレード その6 逆張り+順張り スキップ 任天堂(7974)

2023/03/23

ボリンジャーバンド

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検証 ボリンジャーバンドを使用した株のトレード その6 逆張り 順張りスキップ 任天堂(7974)

振り返り ボリンジャーバンドを使用した株のトレード手法の検証

これまで、ボリンジャーバンドを使用した株のトレード手法を検証しました。

これまで、ボリンジャーバンドを使用した株のトレード手法において、逆張りと順張りの検証を行ってきました。

その検証結果から、ボリンジャーバンドには逆張りのトレード手法が適していると思われます。

そこで、今回は、順張りを考慮した逆張りのトレード手法を検証します。

具体的には、高値 or 安値が±2σを超えた初めのN回を順張りの売買シグナルと判断し、新規売買を行わずにスキップします。

そして、高値 or 安値がN回より多く±2σを超えた日から新規売買を行います。

検証条件

今回検証するトレード条件は、以下の通りです。
  • 「買い」条件: 条件A and 条件B
    • 条件A: 安値<SMA-2σ
    • 条件B: 条件Aが「返済売り」を行うことなくN回より多く続いた場合
  • 「返済売り」条件: SMA+2σ<高値 が成立した日のSMA+2σで返済売り
  • 「売り」条件: 条件C and 条件D
    • 条件C: SMA+2σ<高値
    • 条件D: 条件Cが「返済買い」を行うことなくN回より多く続いた場合
  • 「返済買い」条件: 安値<SMA-2σ が成立した日のSMA-2σで返済買い
  • Nは1, 2, 3, 4とする
  • 条件を満たした場合は追加の「買い」あるいは「売り」を実行する
  • ボリンジャーバンドの期間は12とする
  • 株価データは「任天堂(7974)」を使用する
  • 株価データの期間は2003年1月から2023年1月の20年間とする
  • 売買単位は100株とする
  • トレードによる手数料、税金は無視する

検証結果

検証結果を以下に示します。

N=1の検証結果


売買数 成功数 成功率 N=1 損益
2003 6 6 100% 117,223
2004 7 5 71% 34,532
2005 9 9 100% 86,194
2006 13 11 85% 291,312
2007 10 6 60% 141,135
2008 8 7 88% 420,801
2009 8 8 100% 477,797
2010 9 7 78% -30,871
2011 10 8 80% 207,467
2012 11 8 73% 3,326
2013 12 11 92% 151,286
2014 10 9 90% 176,127
2015 9 8 89% -106,340
2016 11 9 82% 138,067
2017 12 10 83% 72,858
2018 11 9 82% 202,532
2019 11 10 91% 360,705
2020 8 7 88% 1,494,382
2021 11 9 82% 618,967
2022 12 11 92% 657,194

  • 2003年から2022年における損益の合計: 5,514,692円

「N=1 損益」がN=1での検証結果を示しています。

成功率が高く、2003年から2022年における損益の合計も高いことが確認できました。

ただし、2010年と2015年は損失が発生しています。

N=2の検証結果


売買数 成功数 成功率 N=2 損益
2003 5 5 100% 99,690
2004 7 5 71% 47,413
2005 9 9 100% 88,570
2006 12 11 92% 215,260
2007 10 7 70% 190,962
2008 5 4 80% 416,014
2009 6 6 100% 443,420
2010 6 4 67% 9,625
2011 9 7 78% 161,606
2012 9 8 89% 21,186
2013 9 8 89% 128,658
2014 9 8 89% 185,171
2015 6 5 83% -103,344
2016 9 7 78% 149,346
2017 8 6 75% 70,544
2018 9 7 78% 135,169
2019 8 7 88% 324,983
2020 6 5 83% 1,471,573
2021 10 8 80% 609,241
2022 8 7 88% 522,072

  • 2003年から2022年における損益の合計: 5,187,157円

「N=2 損益」がN=2での検証結果を示しています。

「N=1 損益」の検証結果と比べると、2010年の損益がマイナスからプラスに転じているのが確認できます。

一方で、2015年の損益は、「N=1 損益」の検証結果とほぼ同じでした。

N=3の検証結果


売買数 成功数 成功率 N=3 損益
2003 4 4 100% 69,986
2004 5 4 80% 50,112
2005 7 7 100% 80,532
2006 7 6 86% 124,790
2007 7 5 71% 124,858
2008 4 3 75% 520,821
2009 5 5 100% 406,690
2010 6 4 67% 68,204
2011 6 4 67% 103,609
2012 8 7 88% 31,516
2013 6 5 83% 115,176
2014 8 8 100% 171,833
2015 5 4 80% -89,488
2016 9 7 78% 132,233
2017 6 5 83% 116,772
2018 6 5 83% 67,627
2019 8 7 88% 294,985
2020 6 5 83% 1,475,073
2021 8 7 88% 518,218
2022 7 6 86% 484,199

  • 2003年から2022年における損益の合計: 4,867,748円

「N=3 損益」がN=3での検証結果を示しています。

「N=2 損益」の検証結果と同じく、2010年の損益がプラスとなり、また、「N=2 損益」の検証結果よりも利益が増加しています。

さらに、2015年の損益も、損失が減少しているのが分かります。

N=4の検証結果


売買数 成功数 成功率 N=4 損益
2003 3 3 100% 57,272
2004 5 4 80% 56,150
2005 5 5 100% 70,069
2006 4 3 75% 85,926
2007 5 3 60% 162,434
2008 4 4 100% 623,009
2009 5 5 100% 355,532
2010 5 3 60% 102,146
2011 4 3 75% 84,115
2012 5 4 80% 29,085
2013 5 4 80% 102,031
2014 7 7 100% 154,386
2015 4 3 75% -85,531
2016 6 4 67% 50,605
2017 5 4 80% 122,829
2018 4 3 75% 49,139
2019 6 5 83% 221,954
2020 6 5 83% 1,441,410
2021 6 5 83% 388,120
2022 6 6 100% 470,447

  • 2003年から2022年における損益の合計: 4,541,129円

「N=4 損益」がN=4での検証結果を示しています。

2010年と2015年の損益は、N=1, 2, 3, 4の中で最も良い結果となりました。

検証結果の比較


N=1 損益 N=2 損益 N=3 損益 N=4 損益 ±2σ 損益
2003 117,223 99,690 69,986 57,272 145,849
2004 34,532 47,413 50,112 56,150 17,241
2005 86,194 88,570 80,532 70,069 81,122
2006 291,312 215,260 124,790 85,926 381,664
2007 141,135 190,962 124,858 162,434 30,474
2008 420,801 416,014 520,821 623,009 429,617
2009 477,797 443,420 406,690 355,532 519,228
2010 -30,871 9,625 68,204 102,146 -81,195
2011 207,467 161,606 103,609 84,115 248,968
2012 3,326 21,186 31,516 29,085 -11,108
2013 151,286 128,658 115,176 102,031 149,611
2014 176,127 185,171 171,833 154,386 157,429
2015 -106,340 -103,344 -89,488 -85,531 -95,941
2016 138,067 149,346 132,233 50,605 74,039
2017 72,858 70,544 116,772 122,829 103,425
2018 202,532 135,169 67,627 49,139 243,634
2019 360,705 324,983 294,985 221,954 482,339
2020 1,494,382 1,471,573 1,475,073 1,441,410 1,561,895
2021 618,967 609,241 518,218 388,120 595,110
2022 657,194 522,072 484,199 470,447 898,489
合計 5,514,692 5,187,157 4,867,748 4,541,129 5,931,889

「±2σ 損益」は、スキップを考慮しない(N=0)条件での検証結果を示しています。

検証結果を並べてみると、スキップさせる回数の増加に伴い、投資成績が安定していくように感じます。

例えば、「±2σ 損益」で損失となった2010年と2015年は、スキップする回数Nを増やすことで、損失が減少していくのが確認できます。

一方で、最も利益が高かった2020年では、Nの増加に伴い利益が減少しています。

この検証結果から、スキップされた売買は利益にも損失にも繋がっていると理解することができます。

期待としては、損失に繋がる売買のみをスキップしたいです。

しかし、全体を通して安定的に利益を得ることができるのであれば、利益のピークが多少減ることになったとしても、今回の検証結果は肯定的に捉えることができるのではないかと考えます。

検証データについて

今回の検証で作成したExcelデータは、以下のGitHub Pagesに公開しています。

https://4affiuser.github.io/data/trade/BollingerBand/トレード_BollingerBand_6_任天堂_検証データ.zip

自己紹介

自分の写真
株式トレード歴は15年以上、専業株式トレーダーになって5年以上、今も現役で活動中

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